パソコンから異音(ビープ音)がする、その原因とは?
突然パソコンから聞いたことのない異音が発生したという経験はありませんか?突然鳴り響く「ピー」「ピッ」などの大きな異音は、パソコンに何らかの深刻なトラブルが起きたときに発生するビープ音です。
そして、音の鳴る回数や長さによってトラブルの原因を知らせています。とはいえ、あまり聞くことのない異音なので、いざ鳴ったとしても何が原因なのかわからない方は多いはずです。そこで、今回はそんな異音が鳴る原因についてご紹介していきます。
異音が発生する原因って?
ビープ音が発生するのは、パソコン内で深刻なトラブルが発生していることが原因です。基本的にはエラーメッセージが表示されることが多いため、聞いたことがないという方も多いでしょう。
しかし、何らかが原因で深刻な問題が発生すると、大きな音で機器の異常を知らせる仕組みとなっています。ちなみに、この音は「BIOS」と呼ばれるシステムから発生しており、音の鳴る回数や長さによって何が原因なのかを把握することができます。
また、音の情報を把握した後は「Beepのプロパティ」から警告音を停止させることが可能です。停止方法はパソコンによって異なるため、お使いのパソコンで停止させる方法を調べておきましょう。
BIOSが知らせる音の種類と意味
BIOSから発生する警告音は、トラブルの内容によって音の長さや回数に違いがあります。以下の項目は長い音が発生したときの症状です。
- ・1回だけ音が鳴る:問題なし
- ・2回音が鳴る:BIOSの情報を記録するPOSTのエラー
- ・高音が続く:パソコン内で熱がこもっている
- ・連続して音が鳴る:メモリーの破損、または接続不良
以下の項目は短い音が発生したときの症状です。
- ・1回だけ音が鳴る:問題なし
- ・1~3回ほど音が鳴る:メモリーの故障や接触不良
- ・4回音が鳴る:マザーボードの故障
ご紹介した異音の他にもいくつかの症状がありますが、このように音の長さと回数でどんなトラブルが起きているのかを把握することができます。そのため、トラブルを改善するためにはどのような音が何回なっていたのかを覚えておく必要があります。
ちなみに、音の種類と回数さえ覚えておけば、インターネットで検索することで適切な対処法を調べることができます。パソコンに詳しい方や修理やパーツ交換などに慣れている方であれば、自分でトラブルを改善することができるでしょう。
異音が改善されない場合は専門業者への依頼がおすすめ!
異音が発生するトラブルを改善するには、専門的な知識が必要な場合があります。そのため、パソコン関連にあまり詳しくない方は、専門的な知識を熟知しつつ確かな技術を持った専門業者への依頼がおすすめです。
パソコンの内部は精密機器ばかりが取り付けられているため、扱い方によっては故障させてしまう可能性があります。機器の交換だけでも初心者にはハードルの高い作業なので、無理をせず専門業者にお任せしましょう。