PC内のゴミ箱から削除したデータを復元するには?

2020-7-28
PC内のゴミ箱から削除したデータを復元するには?

PC内のゴミ箱から削除したデータを復元するには?

パソコンを使っている方であれば誰もが経験しているデータの削除。パソコンを使い慣れている人でさえ誤作動で削除してしまうことが多く、データトラブルの中でも最も多い原因の1つです。

この場合、ゴミ箱アイコンを開けば削除したデータが保存されているので、そこから簡単に復元することができます。しかし、そこに保存されているデータさえも消してしまった場合、みなさんは復元方法を知っていますか?

今回は、パソコン内のゴミ箱から削除したデータの復元方法についてご紹介していきます。基本的なゴミ箱からの復元方法もご紹介しているので、中身を空っぽにしてしまった方はもちろん、パソコン初心者の人もぜひ参考にしてみてください。

PC内で消したデータは消滅したわけではない

パソコンで作業している最中に、本来なら保存しておくはずのデータを誤操作で削除してしまったという経験をされている方は以外と多いようです。しかし、パソコンにあまり詳しくない方にとっては、大切なデータが消えたことに慌ててしまうことでしょう。

もしも、それが重要なデータだった場合は、この世の終わりのような絶望感を味わっているかもしれません。ですが、誤作動によるデータトラブルは、実はまだパソコン内に保存されているので安心してください!ここでは、そんな間違えて削除したデータの復元方法をまとめてみました。

削除したデータはゴミ箱に保存されている

作業中に間違えてデータを消してしまった場合、実はパソコン内から完全に消えたわけではなく、一度パソコン内の「ゴミ箱」の中に保存される仕組みとなっています。パソコンのデスクトップ画面を見ると、ゴミ箱のアイコンが表示されているはず。そして、誤作動で消してしまったデータはその中に移動しています。

パソコンに使い慣れている方であれば、「また間違えちゃった」で済む話ですが、初心者や使い慣れない方にとっては大惨事といっても過言ではないでしょう。ですが、間違えて消したデータは一旦ゴミ箱で保管されることを知っておけば、慌てる必要がなく復元も簡単なので覚えておきましょう。

ゴミ箱内のデータは簡単に復元可能

誤作動で消したデータはゴミ箱内に保存されることはお分かりいただけたと思います。しかし、そこから元の場所にデータを戻すにはどうすれば良いのでしょうか?実は、この場合はとっても簡単で、たった3ステップで元に戻すことができます。

まず、デスクトップ画面に表示されたゴミ箱のアイコンをダブルクリックで開いてください。そうすると削除したデータが表示されるので、元に戻したいデータを右クリック。次に、表示された一覧から「元に戻す」を選択すれば、元々保存していた場所に戻すことができます。

どうですか?特別なツールやソフトを使用する必要もなく簡単に解決できるので、パソコン初心者の方でも簡単に成功させることができるはずです。この方法さえ覚えておけば間違えて削除したデータを元の場所に戻せるので、困ったときはぜひ試してみてください。

そもそもゴミ箱が見当たらない

基本的には必ずデスクトップに表示されているのですが、稀に「デスクトップにゴミ箱がない…」という場合があるようです。おそらくですが、これもまた誤作動で削除している可能性が高いと言えるでしょう。

そうなると、「やっぱり元に戻せないのでは?」と思いがちですが、消えているのはあくまでもアイコンであって、ゴミ箱もその中のデータもまだパソコン内に残っています。そんな消えたアイコンは、以下のいずれかの方法で表示できます。

【スタートボタンから表示】

  • スタートボタンから設定をクリック
  • 個人用設定を選択して画面左のテーマを選択
  • デスクトップ設定をクリックしてゴミ箱を選択
  • 最後はOK、もしくは適用ボタンを選択して完了

スタートボタンから表示する場合は、このような手順で元に戻すことができます。手順通りに進めていけば誰でも簡単にアイコンを表示させることができるので、ぜひ試してみてください。

【デスクトップ画面から表示】

  • デスクトップ画面で右クリックをする
  • 表示された一覧の中から個人用設定を選択
  • テーマをクリック後にデスクトップアイコン設定を選択
  • ゴミ箱を選択して適用(またはOK)を選択して完了

ゴミ箱アイコンはデスクトップ画面からも表示可能です。この場合、最初に行う右クリックは、画面上に何もないところで実行してください。あとは手順に従って操作するだけで、簡単に表示させることができますよ!

ゴミ箱を空にしても簡単に復元できるの?

これまではゴミ箱から消したデータを戻す方法をご紹介してきましたが、この方法はあくまでもその中にデータが残っている状態で使用できる方法です。というのも、本来は不要なデータが蓄積されていく場所なので、容量の圧迫を防ぐために中身を空にすることができます。

そうすると、当然ですがゴミ箱を開いても消したデータは表示されません。そこで気になるのがゴミ箱を空にした場合の復元方法ですが、こちらも簡単に元通りの戻すことができるのでしょうか?

結論から言うと、一度中身を空にしてしまったデータは、ご紹介した方法のように簡単に戻すことはできません。その理由は、ゴミ箱を空にする=パソコン内から抹消することになるからです。

こうなると、いくらパソコン操作に慣れている方でも、パソコン1つで解決するのは不可能です。しかし、他の方法を使用すれば、抹消したデータを復元することが可能です。この方法には、一体どのようなものがあるのでしょうか?

空になったゴミ箱からデータを復元する2つの方法

中身を空っぽにしたゴミ箱は、データ復旧ソフトを使った方法と、データ復旧業者に依頼する方法のいずれかで復元することができます。ここでは、空になったゴミ箱からデータを復元する2つの方法についてまとめてみました!

データ復旧ソフトを使う

もしも自分で作業するのであれば、データ復旧ソフトを使うことでパソコンから抹消されたデータを元に戻すことが可能です。データ復旧ソフトにはいろいろな種類がありますし、有料版もあれば無料で利用できるフリーソフトまで登場しています。

また、中には日本語表示で直感的な操作が可能なソフトもあるので、初めてデータの復元を自分でされる方でも使いこなすことができるでしょう。さらに、復旧ソフトによっては数種類のメディアに対応しているものもあるので、1つ持っておくといざというときに便利です。

プロの専門業者に復元を依頼する

復旧ソフトの使い方がよくわからない、または自分で作業をするのが不安な方は、プロのデータ復旧業者に依頼してみましょう。専門的な知識と高い復旧技術を持つスタッフが対応してくれるので、安全かつ確実にデータを救出できますよ!

大切なデータほど確実に復元したいものなので、仕事で使用するデータや家族や友人との思い出が詰まった大切なデータは、データ復旧業者への依頼がオススメかもしれませんね。

大切なデータを操作するときは慌てないこと!

人為的ミス・誤作動などによるデータトラブルの原因は、急いでいる状態や慌てて操作を行っているときに発生しやすいもの。そのため、大切なデータを操作するときは、慌てず落ち着いた状態で取り扱いましょう。
 
とは言え、ついうっかり削除してしまうことはよくあること。そんなときはご紹介した方法をぜひ試してみてください。それでも元に戻せない場合は、プロの専門業者に相談してみると良いでしょう。