HDDのデータ復旧が失敗する可能性はある?

2021-6-29

日頃からパソコンを使用している方であれば、記憶媒体としてハードディスクを活用している方は多いのではないでしょうか?最近では外付けHDDも数多く販売されているので、パソコンの容量では保存できないデータの保存場所として利用されている方も多いことでしょう。

そんなハードディスクですが、故障してしまった際に大切なデータを取り出したい場合、データ復旧が必要になると思います。このデータ復旧作業には自分で行う・業者に依頼するといった2つの方法がありますが、復旧に失敗する可能性はあるのでしょうか?

この記事では、ハードディスクのデータ復旧が失敗する可能性についてご紹介していきます。自分で復旧作業をやってみようと考えている方、専門業者への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

自分で行うデータ復旧は失敗の可能性あり

ハードディスクに何らかが原因で異常や障害が発生した場合、保存しているデータにアクセスできなくなることがあります。このような場合、データ復旧ソフトを使って自分でデータを復元するといった方法があります。

ここでは、そんな自分でデータ復旧を行う場合の成功率、失敗の可能性についてまとめてみました。成功率の高いものもあれば復旧作業自体できないものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

論理障害なら成功率は高い

ハードディスクに発生する障害には大きく分けて「論理障害」「物理障害」の2つに分類されています。障害の原因が論理障害だった場合、データ復旧ソフトを利用して自分で復旧作業を行うことが可能となります。

わかりやすく例えるなら、ファイルが開けない、気づいたらデータが消えていたなど、このような状態の場合はデータ復旧ソフトの利用が可能です。というのも、発生している障害は論理的なものなので、ハードディスク本体には何の異常もないからです。

そのため、復旧ソフトを正しく使用すれば基本的に失敗する可能性は少ないと言われています。ですが、ソフトの使い方を間違えてしまうと当然復旧に失敗してしまうので、自分で復旧作業を行うのであれば、事前に使用するソフトの使い方を把握しておきましょう。

 

物理障害のデータ復旧は不可能

物理障害は、文字通り機器が物理的に故障している状態のことを言います。よくある症状としては、本体から異音が発生したり、末期症状になると焦げ臭い異臭が発生したりすると言われています。

そして、この障害が原因でトラブルが発生している場合は、データ復旧ソフトを使うことができません。仮に復旧ソフトを使ったとしても復旧に失敗してしまいますし、症状を悪化させる原因になるので危険です。

症状が悪化するとデータ復旧の難易度が高くなりますし、最悪の場合は復旧不可能となってしまいます。そのため、物理的な障害が原因の場合はすぐに使用を中止して専門業者に相談しましょう。

 

NG行為を行っていると失敗する可能性が高い

論理的な障害が原因の場合、すぐにデータ復旧ソフトを使って復旧作業を行えば失敗する可能性は少ないと言われています。しかし、復旧作業の前にやってはいけないNG行為を行っていると、失敗する可能性が高くなる傾向があります。

機器の調子が悪いと感じた場合、再起動をされる方は多いと思いますが、この作業を何度も繰り返すのはNG行為です。障害が発生している機器に通電を繰り返すとダメージを与えてしまうことになるので、機器の故障を招く恐れがあります。

また、トラブルが発生した機器は初期化をすることで症状を改善することができますが、これはデータを全て失うことになり、復旧成功率が低下してしまう原因となります。そのため、もしもデータトラブルが発生した場合は何もせずに機器の電源を切って、NG行為を行わないようにすることが大切です。

 

データ復旧業者なら復旧失敗の可能性は低い

データ復旧を行う方法としてデータ復旧専門業者に相談するというものがあります。データ復旧専門業者では、さまざまな障害や原因によってトラブルが発生した機器からのデータ復旧に対応しています。

そして、専門業者だからこそ復旧に失敗する可能性は低く、自分で復旧作業を行うよりも成功率が高いと言われています。ここでは、そんなデータ復旧専門業者の復旧成功率や失敗の可能性についてまとめてみました。

 

専門的な知識と高度な復旧技術を持っている

データ復旧専門業者には復旧作業において専門的な知識と高度な復旧技術を持つスタッフが在籍しています。業者によっては以前ハードディスクの開発に携わっていた人材も在籍しているので、素人にはない知識と技術を持ち合わせています。

そのため、論理的・物理的な障害を問わずどのような症状にもデータ復旧に対応しており、基本的には復旧に失敗する可能性は低いと言われています。また、データ復旧を依頼する方によっては早急にデータを復元してほしいという場合もあるでしょう。

データ復旧専門業者では、このような急ぎのデータ復旧にも対応しているため、個人だけでなく企業からも利用されています。もしも急なデータトラブルでお困りの方は、一度データ復旧専門業者に相談してみてはいかがでしょうか?

 

復旧作業に最適な設備を完備している

データ復旧の方法などを調べていると、ネット上に自分で機器を分解する方法が紹介されていることがあります。しかし、ハードディスク内部の部品は非常に繊細なので、分解することで部品にホコリが1粒でも付着してしまうとその時点で故障してしまいます。

このような分解による作業は専門業者でも行いますが、復旧作業に最適な設備を完備しています。そのため、故障することなく高い確率でデータを復旧することができるので、失敗の可能性は低くなっています。

また、分解作業の他にもデータ復旧専門業者ですので、さまざまな復旧作業に必要な設備が整っており、高い復旧成功率を誇っている業者が多いと言われています。

 

機器の状態によっては復旧成功率が下がる

データ復旧業者ではあらゆる状態の機器からのデータ復旧に対応していますが、NG行為を繰り返した機器の場合、プロが対応しても失敗する可能性があります。というのも、必ず失敗するという訳ではありませんが、機器の状態が悪化していることで復旧難易度が高くなることからです。

そのため、データ復旧業者に相談する場合は、トラブルが発生した時点で機器の使用を中止し、早急に相談・依頼する必要があります。

 

依頼する業者によって左右する

データ復旧業者への相談・依頼であれば失敗の可能性は低いとご紹介しましたが、依頼先によって異なる場合があります。というのも、専門業者の中には悪徳業者も存在しており、根拠にない復旧成功率を謳っているところがあるからです。

また、インターネットで検索すると上位に表示されていることもあるため、信頼できる業者だと思わせる悪徳業者も少なくありません。このような業者に相談・依頼すると成功率は低く、さらには高額な費用を請求されてしまうので、業者選びは慎重に行う必要があるでしょう。

 

データ復旧依頼はDRAJ加盟企業から選ぼう!

皆さんは「データ復旧協会DRAJ」を知っていますか?悪徳業者の撲滅に向けた活動を行い、業界の健全化を行っている企業団体です。このDRAJ加盟企業には高度な復旧技術を持っている業者が加盟しているので、データ復旧に失敗する可能性は低いと言われています。

また、セキュリティ完備も充実しているので、情報漏洩の心配もなく安心して相談・依頼することができます。そのため、安心・安全かつ成功率の高いデータ復旧を依頼したい方は、DRAJ加盟企業に相談してみてください。