パソコンからデータが消えてしまった!データを復旧する方法は?

2020-8-14
パソコンからデータが消えてしまった!データを復旧する方法は?

パソコンからデータが消えてしまった!データを復旧する方法は?

パソコンには仕事で使用する重要なデータや、子供の成長や家族との思い出を記録した大切なデータなど、さまざまなものが保存されているものです。しかし、自ら誤作動で削除してしまった、その他の原因で気づいたら消えていたなど、急なデータトラブルが発生することも少なくありません。

そんなとき、自分自身がパソコン関連に詳しいのであればその場で問題を解決できますが、パソコンを利用する方によっては「どうすればいいの?」と困ってしまうものです。そこで、今回はパソコンからデータが消えてしまったときの復旧方法についてご紹介していきます。

また、多くの方はデータトラブル発生時にNG行為を行ってしまい、取り返しのつかないことになるケースが多くみられます。そうならないためにも、復旧方法だけでなくデータが消えたときのNG行為や注意点についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

パソコン修理でデータは復旧できない

「昨日まであったデータが消えている!」このようなデータトラブルが発生した場合、パソコン修理業者への相談を考えている方はいませんか?確かに、予期せぬトラブルの発生は機器が故障している可能性が考えられますが、一概に故障しているは限らないのです。

そもそも、保存データは本体に内蔵されている記憶媒体に保存されています。代表的なものでいえばHDDですが、最近ではSSDを搭載しているパソコンも多いです。この記憶媒体の問題がなければ、パソコン内の他の部分が故障していたとしても安全にデータを復旧できます。

そして、パソコン修理で対応できるのは、故障した機器の修理や交換だけなので、データ復旧ができるというわけではないのです。つまり、仮に記憶媒体が故障していたとしても、修理や交換の対応となり、目的のデータを復旧してもらうことはできません。

この場合、専門業者に復旧作業をお願いする場合は、データ復旧業者に依頼しましょう。データ復旧業者はその名の通り、データの復旧を行うプロの業者なので、安全かつ高い復旧技術を持っています。

故障した記憶媒体からもデータを救い出すことができるので、データトラブルで困ったときはパソコン修理ではなく、データ復旧業者に依頼しましょう。ちなみに、トラブルの原因によっては自分で復旧することができますが、その方法については以下でご紹介します。

データが消えたときのNG行為と注意点

消えたデータの復旧方法をご紹介する前に、まずはトラブルが発生したときに絶対にやってはいけないNG行為と注意点についてご紹介していきます。データ復旧が必要になったとき、以下でご紹介する行為を実行したことで復旧できなかったという方が非常に多いと言われています。

「とりあえず試してみよう」という安易な考えと行動は、本来なら救い出せるデータの復旧率を大幅に下げることになってしまいます。また、最悪の場合はプロの業者でも復旧困難な状態になる可能性もあるので注意してください。

機器の電源の入・切を繰り返さない

まず、データトラブルが発生する原因にはファイルシステムの破損による「論理障害」、経年劣化や衝撃を加えたことによる「物理障害」の2つに分類されます。そして、これら両方に共通してやってはいけない行為が、機器の電源の入・切を繰り返すこと。

特に物理障害によるデータトラブルの場合、通電を繰り返すごとに状態が悪化してしまいます。悪化すればするほどに復旧成功率が低下してしまうので、トラブルが起きた際はすぐに電源を切って使用を中止してください。

新しいデータの保存やファイル作成をしない

トラブルが発生したとしても、一部のデータにはアクセスできる、特に問題なく利用できるといったことがあります。しかし、使用できるからと言って新しいデータの保存やファイルを作成すると、元々のデータに上書きされてしまうかもしれません。

ちなみに、データが上書きされると元々のデータを復元するのは非常に困難になります。また、他のトラブル発生を招く恐れもあるので、「いつもと違って何かおかしい」と感じた場合は、余計な操作を控えて速やかに使用を中止しましょう。

物理障害に復旧ソフトは使えない

最近では自分でデータ復旧ができる専用ソフトがたくさん登場しています。そのため、わざわざ専門業者に依頼することなく、何よりも低コストでデータを復元することができるため利用している方は多いようです。

しかし、必ずしも復旧に成功するという保証がなく、場合によっては復旧できないこともあります。特に初心者の場合は使い方にミスがあったことで復元できないこともあるので、事前に使用方法は調べておく必要があるでしょう。

また、データ復旧ソフトを使って復元できるのは、トラブルの原因が論理障害のみとなっています。そのため、物理障害によるデータトラブルには使用できませんし、無理に復旧作業を行うと状態悪化のよって取り返しのつかないことになるので注意しましょう。

チェックディスクを実行しない

パソコン関連の知識を持っている方の中には、チェックディスクという検査方法を知っている方は多いでしょう。この方法は記憶媒体の状態の検査と修正を行う機能となっていて、問題が発生したデータを全て削除する場合があると言われています。

そのため、実行するとデータは失われるうえに新しい情報が上書きされてしまい、復旧したい元々のデータが完全に消去されてしまいます。上書きによって消えたデータの復旧は難しいので、大事なデータを保存している方はチェックディスクを実行しないよう注意しましょう。

「復旧」と「取り出し」の違いに要注意

データ復旧とデータの取り出しは一見すると同じような意味に捉えられますが、実は全くの別物であることをみなさんは知っていますか?まず、データ復旧は消えてしまったり開けなくなってしまったデータを復元することを言います。

そして、データの取り出しはトラブルの起きていないデータを文字通り取り出すことを示します。また、専門業者に依頼した場合、復旧と取り出しで費用が異なるので、これらの違いについては正しく把握しておく必要があるでしょう。

PCから消えたデータを復旧する方法は2つ

パソコンから消えたデータを復旧する方法は、大きく分けて2つあります。1つ目は論理障害のみ使用できるデータ復旧ソフトを使う方法です。使用するソフトによっては初心者でも扱いやすいものがあり、直感的な操作で簡単に復旧作業を行うことができます。

しかし、操作方法を間違える、障害の原因が物理障害によるものだった場合には、データを復元することができないといったデメリットがあります。しかし、1つソフトを持っておくと役立つ場合もあるので、万が一に備えてインストールしておくと良いかもしれませんね。

2つ目の方法はプロのデータ復旧業者に依頼することです。データ復旧業者ならどんなデータトラブルにも対応したデータ復旧が可能ですし、高確率な復元成功を期待できます。しかし、機器の障害レベルによっては高額な費用が発生するというデメリットがあるため、予算が気になる方は無料初期診断や見積りを相談してみてください。

安全にデータを復旧するなら「データ復旧業者」に相談を!

これまでにデータの復旧方法について2つご紹介しましたが、安全にデータを復元するのであればデータ復旧業者への相談をオススメします。原因を問わず復旧成功率が高いので、ほぼ確実に目的のデータを救い出すことができます。そのため、データトラブルでお困りの方は、一度プロの専門業者に相談してみてください。